フォルダの整理をしていたら、成東の写真が出てきた。
成東ってのは、千葉県山武市ある場所のことで、位置でいえば「九十九里浜のちょい手前」といえばわかりやすいかもしれない。1月初旬に、映画のロケ地巡りでカメラを手にふらっと立ち寄ったのだった。
しかし、道中カメラの電池切れに見舞われ、枚数にして全部で7枚という結果に終る。少なすぎだと思う。しかも撮った写真も何だかぱっとしない。加えてボキャブラリーの貧困さも相まって、これだけで成東の魅力を伝えるのはかなり難しい。
そこで。
写真を4枚に絞り、成東を若い女子大生に無理やり見立てて紹介しようと思う。女子大生とは書いたけど、各々、好きなタイプの芸能人なり意中の女性を想像してもらいたい。
———
『成東ありすのすべて』ワニブックス出版。
ケアの行き届いた白くなめらかな肌に、車が走っている。
静止画であるため確認はできないが、タイヤとありすの肌との相性はかなり良いらしく、遠目からでも、運転手のハイテンションっぷりを伺うことができた。
家族を乗せたワゴンが何台か通ったが、どのワゴンの中の家族も心から幸せそうに見えて、思わず頬が緩んだ。
また恐れ多いとわかっていながらも、僕は彼女の脇腹を指先で触れてみた。ほどよい潤いと質感を保っている。弾力も見事なものだ。一体どんなボディクリームを使っているのだろう。気になる。
虫が這っていたのは驚いた。
確認できたのはこのてんとう虫一匹だけだったのだけど、もはや女神の領域に等しい彼女の美脚に止まり、堂々と秘部に向かおうとする勇気は賞賛に値する。惹き付けられる何かがあったのだろう。何一つ嫌がっている表情を見せないありすに対しても尊敬する。虫も受け入れるおおらかな彼女を目の当たりにし、僕は一瞬にして心を奪われた。そして、気付けばシャッターを切っていた。

豆腐屋も経営していた。
天井からぶら下がった布の小汚さや、古くさい印字から代々に渡る老舗だということがわかる。しかし様子がおかしい。手づくりとうふと称していながら周りに豆腐が一切見当たらない。しかもご覧の通り、乱雑としている。変な臭いもする。
これはどういうことかとありすの体を弄るうち、一瞬拒否する姿勢を見せた。彼女の僕を見下ろす表情を見てそれは確信に変わる。
男だ、と僕は思った。ありすには、男の影がある。もちろん恋人がいておかしくはない年齢だが、この胸がざわつく感じは何なのだろう。ありすは目を伏せたまま微動だにしない。深い理由があるのだろう。これ以上踏み込まないほうが良さそうだ。
これがありすの素顔である。
ポツンと停められた車、中途半端に生えた雑草、クオリティの高いバス停。地面、フェンス、木、柱、屋根、窓、壁、日の射し具合も完璧だ。先ほど見せた心の闇が嘘のようである。どんな男が潜んでいようと関係ない。最後に見せた彼女の笑顔で、僕は救われたのだ。
一日共にしていながら、彼女は多くを語らなかった。結局対話をした時間は、凝縮すれば10分にも満たないかも知れない。改めて写真の少なさに悲しくなるが、彼女が魅力的過ぎてカメラを向けるのが恥ずかしかった、と一応言い訳をしておく。
以上。
成東ありすwiki
http://bit.ly/ydIXOO
胸を張って堂々と言える特技のひとつに「静観」がある。
読んで字の如く「静かに観る」ことだ。目の前で起こる事象に対して、冷静に、ただ冷静に、すべて目視で対処する。その間は、もちろん声も出さない。心拍数だって一定を保つ。そして、余裕がある時は少し口角を上げる。
二ヶ月前、あるラジオ番組のイベントで鍋パーティーが行われた。二ヶ月前のことをなぜ今更、という疑問に関しては「サボタージュ」という一言で片付けさせていただく。書きたいものほど、なかなか書けないものなのです。目を瞑ってください。
イベントの概要を以下に記す。パーソナリティを中心にリスナーと一緒にわいわい鍋を囲むのがコンセプト。一人一品持ち寄る、というのがルールで、それで集めた食材で鍋を煮込む。三つのチームに分かれて、一番おいしい鍋を作ったチームが優勝。以上。
さあ鍋パーティー開催です、となって、ここで僕は困る。ずっと番組にメールを投稿していないことが原因で、「初対面の人と会話をするきっかけが掴みにくい」「鍋食ってどうすりゃいいかわからない」「孤独怖い」と、持ち前のネガティブシンキングが次々に炸裂し、結果、早々「静観」に尽くすことになった。
体育座りをして、ただじっと人間観察に徹するのである。
見知らぬリスナーにターゲッティングして、この人はどこから来たのか、とか、何歳なんだろう、とか、いつからラジオを聴いてるんだろう、とかふんわりと想像する。顔の構成や身体的な特徴から、その人の恋愛経験なんかも想像する。
で、ある程度プロフィールを勝手に作り上げたところで、次のステージに突入する。
『性体験はお済みかどうか』
全身の筋肉を総動員し、その筋肉を眼力に割り当て、首筋には血管が浮き出る勢いで、それはもう凝視する。この時点でもはや「静観」ではないじゃないかという声が聞こえてきそうだけど、これはあくまでもイメージであって、外面的には最初とほとんど変わりない。実際は、涼しい顔して体育座りをしてるだけだ。すべての出来事をさらりと受け流す冷徹な男、を全力で演じてる。
性体験があるかないかなんて、当然見た目じゃ判断できない。
ユニクロしか着ない冴えない男が、実は彼女持ちでガンガンに激しいセックスをしてるかも知れない。メンズナックルを愛読書にしてそうな男が吉沢明歩の名前すら知らなかったりするし、眉毛もまともに整えられてない芋っぽい女性が裏ではとんでもない淫乱娘だったりするし、日焼けしたローライズ娘が下ネタのひとつも言えない恥ずかしがり屋さんだったりする。
だがこういった意外性に満ちたご時世だからこそ、想像する楽しさがある。細胞のすべてをイマジネーションに注ぎ込むことに意味があるのであって、実際、童貞か処女かなんてのはどうでもいい。同じ趣味を持つ集団の中、あくまでも静観に徹する上で、自分の想像力の限界に挑んでいるのである。
結局、あまり人と喋らなかった気がするけれど、自分はこれでも良いと思ってる。鍋は美味しかったし、雰囲気も十分堪能できた。
ちなみに僕はきしめんを持っていったのだけど、果たしてそれを食べた人はセックスの経験があるのか?というクズ人間と言わざるを得ないクズな疑問がふっと浮かんでしまい、帰りの電車の中、どうしようもなく体がむずむずしてきてしまった。「もしも、僕が持ってきたきしめんを食べた女性が、処女だったら…」映画化決定。
まあ、すぐそういう卑猥なことを考えてしまう自分が嫌いじゃなかったりする。
BLTサンドの機嫌が悪かった。せっかくおしゃれな喫茶店で優雅な午後を過ごそうとしたのに、奴らのせいでめちゃくちゃになった。
BLTに限らず厚切りのサンドイッチは大体そうで、口に入れて、ひと噛みしようとした時に中身がポロッと皿に落ちてしまうってこと、誰にでも経験があると思う。面倒だわ指は汚れるわ恥ずかしいわのトリプル攻撃。今日のは特に酷かった。一旦「BLT」だけを皿にぶちまけて、その場で叱ってやろうかと思った。お前らもうちっと仲良く俺の口に入れられろ、って。僕は「B」と「L」と「T」を同時に味わいたいのである。だってBLTサンドだから。
で、口に入れようとする→落ちる→もう一回挟み直す、の作業を何度か繰り返してわかったんだけど、どうやらLはTのことが嫌いらしい。口に運ぼうとすると、Lは自分の体をすべり台のようにして彼女を外へ追い出そうとする。リコピン豊富で、色んな料理に使われている彼女に嫉妬してるのかも知れない。
TもTで無抵抗だ。野菜としてみれば、(個人的な見解だけど)彼女ほうが断然優れている。もう少し自分の存在を主張してやれば、Lも自分の無力さに気付いて何もしなくなるかもしれない。
一番愚かなのがBだ。何もせずにただ傍観してるのだから。小麦、野菜、肉、と、彼は一応立場的に先輩なのに、後輩のいざこざを見て見ぬふりをして、悠長に腕を組んでる。「俺は関係ない」ってそっぽ向いてる。ふざけんな。
そんなわけで、結果的には美味しかったのだけど、彼らのわがままのせいで腑に落ちないランチタイムとなった。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6936732
前もどっかで紹介したけれど。
ピチカートファイヴの曲は大学生の頃よく聞いていたので思い出深い。なぜだかわからんが、アルバム「Overdose」を聞くと、ドラクエ8でメタルキングをひたすら倒してレベル上げをしていたことを思い出す。その中のどれか一曲でも聞くと、「雷光一閃突き」と「大魔神斬り」のモーションが一緒になって思い出される。懐かしいわ。ゼシカ以外はレベル99にしたよ。
上に貼った動画は「ピチカートマニア!」っていう名前のアルバムで、初代のボーカル担当である佐々木麻美子さんの曲が中心。てか全部そう。最初のシングル曲であるらしい「オードリィ・ヘプバーン・コンプレックス」も収録されていてレア度はなかなか高い、と思われ。野宮さん時代ももちろん良いけれど、この時代も忘れちゃいけないと思う。原点だからね。
ちなみにこのアルバムを聞くと、ドラクエ9で宝の地図を探しまわっていたことを思い出す。僕の中では、ピチカートとドラクエはリンクしてるのだ。